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最初の15分 ― 影響を確かめて、短く報告する

目安学習時間 15分

課題

全問正解でレクチャー完了です。

【問題1】

最初の報告に必ず入れるべきとこの講座が言っているものはどれですか。

[選択肢]

【問題2】

エラーの知らせを受けたとき、この講座が最初にやることとしているものはどれですか。

[選択肢]
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学ぶ目的

いきなり直し始めない

エラーの知らせを受けたとき、真っ先にコードを開きたくなります。でも最初にやるのは、どれくらい困っている人がいるかを確かめることです。影響の大きさで、次にやること(すぐ止血するか、落ち着いて調べるか)が変わるからです。

確かめる4つのこと

問い 例
誰が困っているか 全員か、一部(特定の画面・ブラウザ・会員だけ)か
何ができないか 画面が開けない/送信できない/表示が間違っている
いつからか 最初のエラーの時刻。直前に何か変えていないか
今も続いているか 最後のエラーの時刻。止まっていれば急ぎ度が下がる

できれば、利用者と同じ操作を自分でやってみます。「自分の画面でも起きる」「起きない」のどちらも大事な手がかりです。

実例1:全部の画面が壊れたように見えた

naminori で、4分ほどの間に同じエラーが76件届いたことがあります。最初は求人一覧の画面でした。調べると、記事一覧・講座一覧・記事の個別ページでも同じエラーが出ました。

ただし、条件を変えて試すと、影響はもっと狭いことが分かりました。

アクセスの仕方 結果
日本語をそのまま入れたURL(ブラウザなら変換して送る) エラー
日本語を変換済みのURL(普通のブラウザが送る形) 正常
現在地の表示(パンくず)が無いトップページ 正常

76件は、日本語を変換せずに送ってくる1つの送信元からのものでした。普通にブラウザで使っている人には起きにくい障害です。「全部の画面が壊れた」と報告していたら、必要以上に騒ぎになっていたところです。

実例2:影響は「画面」だけではない

もう1つの実例です。naminori では、ある時期から求人への応募は保存されているのに、応募した人の画面には「失敗しました」と表示される不具合がありました。応募の後に社内へ通知する処理に誤りがあり、そのエラーで全体が失敗扱いになっていたのです。

この場合の影響は、エラー画面が出たことだけではありません。

  • 応募は届いているのに、応募した人は「失敗した」と思っている
  • もう一度応募しようとして、「応募済み」と言われて混乱するかもしれない
  • 企業への連絡が遅れているかもしれない

直したあと、その期間に応募した人へ連絡するかを判断する必要がありました。影響を確かめずにコードだけ直すと、誰に何を伝えるべきかが後で分からなくなります。

短く報告する

影響を確かめたら、15分以内を目安に、関係する人へ一度報告します。全部分かってからでは遅すぎます。

【障害】求人への応募で「失敗しました」と表示される
影響: 10:13 以降、応募した4件すべて。応募のデータ自体は保存されている
今も: 続いている(最後は 10:14)
分かっていないこと: 原因
次の報告: 10:45

「分かっていないこと」と「次の報告の時刻」を書くのがポイントです。報告が無いと、周りの人が同じ調査を始めたり、憶測で話が広がったりします。

このレクチャーで学ぶこと

  • 直し始める前に影響を確かめる理由
  • 誰が・何が・いつから・今も、の4つ
  • 影響を広く見積もりすぎた実例
  • データへの影響を見落とさない
  • 短い報告の書き方

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