エンジニア転職の面接で必ず聞かれる質問|効果的な回答集も紹介【未経験者向け】

エンジニアへの転職を考えている皆さん、面接対策は万全ですか?
目次
エンジニア転職の面接で必ず聞かれる質問|効果的な回答集も紹介【未経験者向け】

エンジニアへの転職を考えている皆さん、面接対策は万全ですか?未経験からの転職は不安も大きいと思いますが、しっかりと準備をすれば必ず道は開けます。この記事では、面接でよく聞かれる質問とその効果的な回答例、さらに面接で好印象を与えるための逆質問まで、徹底的に解説します。これを読めば、自信を持って面接に臨めるはずです。
エンジニア転職の面接で企業がチェックしているポイント

エンジニアの採用面接では、企業はあなたのスキルや経験だけでなく、人柄や将来性も見ています。企業がどのような点に注目しているのかを理解しておけば、効果的な面接対策が立てられます。ここでは、企業が特に重視しているポイントを解説します。
実務経験とスキル
企業は、あなたがこれまでにどのような実務経験を積んできたか、どのようなスキルを持っているかを見ています。未経験の場合でも、学習してきた内容や、ポートフォリオがあれば積極的にアピールしましょう。実務経験がないからといって諦める必要はありません。 企業はあなたのポテンシャルや成長力にも期待しています。
例えば、プログラミングスクールでの学習経験や、個人で開発したWebアプリケーション、GitHubでのコード公開などがアピールポイントになります。具体的な成果物を示し、学習意欲と技術力を伝えましょう。
転職理由
企業は、あなたがなぜ転職を考えているのか、その理由を知りたいと思っています。前職への不満だけでなく、エンジニアになりたいという強い動機を伝えるのが重要です。前向きな転職理由が伝えられれば、企業からの信頼が得られるでしょう。
例えば、「以前からプログラミングに興味があり、独学で学習を続けてきました。より専門的なスキルを身につけ、エンジニアとして活躍したい」といった具体的な理由を述べると、説得力が増します。単に「今の仕事が嫌だから」という理由だけでなく、将来への展望を示すことが大切です。
コミュニケーション能力
エンジニアの仕事は、チームで協力して行うことがほとんどです。そのため、企業はあなたのコミュニケーション能力を重視しています。面接での受け答えや、質問に対する回答内容から、あなたがどれだけ円滑にコミュニケーションを取れるかを見ています。相手の意図を理解し、自分の考えをわかりやすく伝える能力をアピールしましょう。
具体的なエピソードとして、チームでプロジェクトに取り組んだ経験や、他部署との連携で成果を上げた経験などを話すと、企業はあなたのコミュニケーション能力をより深く理解できます。日頃から、相手にわかりやすく伝えることを意識するようにしましょう。
志望動機
企業は、あなたがなぜその企業を選んだのかを知りたいと思っています。企業の理念や事業内容に共感している点、その企業で成し遂げたい目標などを具体的に伝えましょう。企業研究をしっかり行い、熱意を伝えることが重要です。
例えば、「御社の〇〇という事業に大変興味があり、私の〇〇のスキルを活かして貢献したい」というように、具体的な理由と自分のスキルを結びつけて話すと、より説得力が増します。企業のWebサイトやニュース記事を参考に、しっかりと企業研究を行いましょう。
人柄・考え方
企業は、あなたがどのような人物であるか、どのような考え方を持っているかを知りたいと思っています。面接での受け答えや、質問に対する回答内容から、あなたの価値観や考え方を見ています。誠実で、前向きな姿勢をアピールしましょう。
例えば、過去の失敗経験から何を学び、どのように成長したか、困難な状況にどのように立ち向かうかなどを語ることで、企業はあなたの人間性や考え方を理解できます。
また、今までの社会人経験の中でどんなことをやりきったのか、仕事として成果を出すために頑張ってきたきたことをアピールするのも有効です。
日頃から自分の考えを整理し、言葉で表現する練習をしましょう。
エンジニア転職の面接で聞かれる質問・回答例【定番】

面接では、必ずと言っていいほど聞かれる定番の質問があります。これらの質問に対して、事前にしっかりと回答を準備しておくことで、面接をスムーズに進められます。ここでは、定番の質問とその回答例を紹介します。
弊社を志望された動機は?
この質問では、企業があなたの入社意欲や熱意を知りたいと思っています。企業の理念や事業内容に共感している点、その企業で成し遂げたいことを具体的に伝えましょう。
回答例:「御社の〇〇という事業に大変興味があり、私の〇〇のスキルを活かして貢献したいと考えています。また、御社の〇〇という理念に共感し、私もその一員として成長していきたいと思っています。」
未経験からエンジニアになろうと思った理由は?
企業は、あなたがなぜエンジニアを目指そうと思ったのか、その動機を知りたいと思っています。エンジニアという職業に魅力を感じた点、具体的なエピソードなどを交えて説明しましょう。前向きな理由を語ることで、企業からの信頼が得られます。
回答例:「以前からプログラミングに興味があり、独学で学習を続けてきました。実際に簡単なWebサービスを開発した際に、ものづくりの楽しさを実感し、エンジニアとして技術力を高めていきたいと強く思うようになりました。」
前職を辞めた理由と転職する理由は?
企業は、あなたがなぜ前職を辞めたのか、そしてなぜ転職をしようと思ったのかを知りたいと思っています。前職への不満だけでなく、将来への展望を示すことが重要です。
回答例:「前職では〇〇という業務を担当しておりましたが、より専門的なスキルを身につけ、エンジニアとして活躍したいという気持ちが強くなりました。貴社では〇〇の技術に強みを持っていると伺い、自分の成長に最適な環境だと感じ、転職を決意いたしました。」
エンジニア転職の面接で聞かれる質問・回答例【経験・スキル】

エンジニアの面接では、あなたの経験やスキルに関する質問も多くされます。これらの質問に対して、具体的なエピソードや実績を交えて答えられれば、企業にあなたの能力をアピールすることができます。ここでは、経験やスキルに関する質問とその回答例を紹介します。
前職ではどのような業務を行っていましたか?
この質問では、企業があなたのこれまでの経験や業務内容を知りたいと思っています。具体的な業務内容や、そこで得たスキル、実績などを説明しましょう。経験がない場合は、学習してきた内容や、個人で取り組んだことを具体的に伝えましょう。
回答例:「前職では〇〇という業務を担当しており、〇〇のスキルを身につけました。また、〇〇というプロジェクトでは、〇〇の役割を担い、〇〇という成果を上げました。」
過去の失敗経験はありますか?また、どのように解決しましたか?
企業は、あなたの失敗経験から、どのように学び、成長してきたかを知りたいと思っています。失敗を隠すのではなく、そこから得た教訓や、どのように改善したかを具体的に説明しましょう。失敗から学び、成長する姿勢をアピールすることが重要です。
回答例:「〇〇というプロジェクトで、〇〇という失敗をしてしまいました。原因を分析した結果、〇〇という点が不足していたと気づき、改善策として〇〇を実施しました。その結果、〇〇という成果を上げることができました。」
興味のあるスキルや勉強していることはありますか?
この質問では、企業があなたの学習意欲や技術への関心を知りたいと思っています。現在学習中のスキルや、興味のある技術分野について具体的に説明しましょう。常に学習を続け、技術力を高めていこうという姿勢をアピールすることが大切です。
回答例:「現在、〇〇のスキルを習得するために、〇〇の勉強会に参加しています。また、〇〇という技術に興味があり、個人で〇〇のWebサービスを開発しています。」
IT技術のキャッチアップはどのように行っていますか?
IT業界は技術の進歩が非常に速いため、常に新しい情報をキャッチアップする必要があります。企業は、あなたがどのように最新技術を学んでいるのかを知りたいと思っています。情報収集の方法や、学習方法を具体的に説明しましょう。自己学習能力をアピールすることが重要です。
回答例:「技術系のブログや記事を定期的にチェックし、最新の情報を収集しています。また、技術系の勉強会やセミナーにも積極的に参加し、知識を深めています。さらに、実際に手を動かし、自分でコードを書くことで、理解を深めるように努めています。」
エンジニア転職の面接で聞かれる質問・回答例【人柄】

面接では、あなたの性格や考え方に関する質問もされます。これらの質問に対して、正直に、誠実に答えることで、企業はあなたの人間性が理解できます。ここでは、人柄に関する質問とその回答例を紹介します。
人との対立や衝突が起こった場合どのように解決しますか?
企業は、あなたがチームで働く上で、どのように問題解決に取り組むかを知りたいと思っています。感情的にならず、冷静に状況を分析し、解決策を見つけ出す能力をアピールしましょう。コミュニケーション能力と問題解決能力を示すことが重要です。
回答例:「まずは、相手の話をしっかりと聞き、何が問題なのかを正確に把握するように努めます。その上で、自分の考えを丁寧に説明し、双方が納得できる解決策を探します。必要であれば、第三者の意見も聞き、客観的に判断するように心がけています。」
やりがいを感じてモチベーションが上がったエピソードはありますか?
企業は、あなたがどのような時にやりがいを感じ、モチベーションを高く維持できるかを知りたいと思っています。具体的なエピソードを交えながら、仕事に対する情熱や、目標達成への意欲をアピールしましょう。
回答例:「以前、〇〇というプロジェクトで、納期が非常に厳しい状況でしたが、チーム全員で協力し、無事にプロジェクトを完了させることができました。その時、チームで目標を達成する喜びを実感し、非常にやりがいを感じました。」
あなたは他社からどのように見られていますか?
企業は、あなたが他者からどのように評価されているかを知りたいと思っています。周りの人からの評価を客観的に捉え、自己分析ができているかをアピールしましょう。自己認識力と自己成長意欲を示すことが重要です。
回答例:「周囲からは、責任感が強く、粘り強く物事をやり遂げる性格だと評価されることが多いです。また、新しいことに積極的に挑戦する姿勢も評価されています。一方で、時には慎重になりすぎてしまうこともあるため、改善に努めています。」
エンジニア転職の面接で聞かれる質問・回答例【その他】

面接では、給与や勤務時間、入社後の目標など、その他の質問もされます。これらの質問に対して明確に答えることで、企業はあなたの入社意欲やキャリアプランが理解できます。ここでは、その他の質問とその回答例を紹介します。
あなたの希望年収を教えてください
この質問では、企業があなたの給与に対する希望を知りたいと思っています。事前に自分の市場価値を調べ、現実的な希望年収を伝えましょう。希望年収を伝える際には、根拠を示すことが重要です。
回答例:「私のこれまでの経験やスキルを考慮し、〇〇万円程度を希望いたします。貴社の給与規定も考慮し、ご相談させていただければ幸いです。」
勤務時間や入社時期について希望はありますか?
企業は、あなたの勤務時間や入社時期に関する希望を知りたいと思っています。無理な希望を伝えるのではなく、企業の状況を考慮し、柔軟に対応する姿勢を示しましょう。企業との協調性を示すことが重要です。
回答例:「勤務時間については、貴社の規定に従います。入社時期については、現在の業務の引き継ぎの関係で、〇〇月頃を希望いたしますが、ご相談させていただければ幸いです。」
入社後に達成したい目標はありますか?
企業は、あなたがどのような目標を持って仕事に取り組むかを知りたいと思っています。入社後のキャリアプランや、具体的な目標を説明しましょう。目標達成意欲と成長意欲を示すことが大切です。
回答例:「入社後、まずは〇〇の業務をしっかりと習得し、チームに貢献できるようになりたいと考えています。その後は、〇〇のスキルを磨き、将来的には〇〇の分野で活躍できるエンジニアになりたいと思っています。」
エンジニア転職の面接で印象が良くなる逆質問

面接の最後に、企業から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。これは、企業があなたの疑問を解消するだけでなく、あなたの企業への関心度や積極性を見ている時間でもあります。ここでは、面接で印象が良くなる逆質問を紹介します。
入社までに必要な知識はありますか?
この質問は、入社意欲をアピールするだけでなく、入社後のスムーズなスタートにもつながります。企業側も、あなたの学習意欲を評価するでしょう。入社後の準備をしっかり行おうとする姿勢を示すことが重要です。
入社後にまず携わる業務は何ですか?
この質問は、入社後の具体的なイメージを持つために役立ちます。また、企業側も、あなたのキャリアプランに対する関心度を評価するでしょう。入社後の具体的な業務内容に興味がある態度を示すことが大切です。
研修制度やキャリアアップ支援などについて教えてください
この質問は、企業があなたの成長をどのように支援しているのかを知るために重要です。また、企業側も、あなたの成長意欲を評価するでしょう。成長意欲と学習意欲を示すことが大切です。
未経験で入社された方はどのようにご活躍されていますか?
この質問は、未経験で入社した人がどのように成長しているのかを知ることで、自分自身のキャリアプランを考える上で参考になります。企業側も、あなたが未経験でも安心して働ける環境かどうかを気にしているのを理解するでしょう。未経験でも、十分活躍できる可能性を示すことが大切です。
エンジニア転職の面接対策で必要な準備

面接を成功させるには、事前の準備が非常に重要です。自己分析、企業研究、模擬面接をしっかりと行うことで、自信を持って面接に臨めるようになります。ここでは、面接対策に必要な準備について解説します。
自己分析
まず、ご自身の強みと弱み、これまでの経験、仕事に対する価値観などを深く掘り下げて理解することが重要です。自己分析を通じて、どのようなキャリアプランを描いているのか、将来どのようなエンジニアとして活躍したいのかを明確にしましょう。
自己分析を丁寧に行えば、面接での回答に一貫性を持たせられ、説得力も高められます。自己分析では、以下の点に着目すると良いです。
- 強みと弱み:技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力、問題解決能力、チームワーク、リーダーシップなど、自身の強みと弱みを客観的に分析します。
- 過去の経験:これまでの業務経験を振り返り、どのような役割を果たし、どのような成果を上げたのかを具体的に整理します。特に、エンジニアとしての業務に活かせる経験を重点的に洗い出しましょう。
- 価値観:仕事を通して何を達成したいのか、どのような環境で働きたいのかなど、自身の価値観を明確にします。これにより、企業選びの軸が定まり、面接での志望動機にも説得力が増します。
- キャリアプラン:短期的な目標だけでなく、長期的な視点でのキャリアプランが描ければ、面接官に将来を見据えた視点を持っていることがアピールできます。
企業研究
次に、応募を考えている企業について、徹底的にリサーチしましょう。企業理念や事業内容、使用している技術スタック、社風、企業文化などを把握することで、面接での質問に対してより具体的で的確な回答が準備できます。
企業研究では、以下の媒体から情報収集すると効果的です。
- 企業の公式サイト:企業の事業内容、企業理念、沿革、IR情報などを確認します。
- ニュース記事やプレスリリース:企業の最新動向や業界における位置づけを把握します。
- 社員インタビュー記事や口コミサイト:企業の社風や働き方についての情報を収集します。
- 技術ブログやエンジニアブログ:企業が使用している技術スタックや開発文化についての情報が得られます。
- 競合他社の情報:競合他社と比較することで、企業の強みや弱みを客観的に理解できます。
模擬面接
最後に、本番の面接を想定した模擬面接を行いましょう。友人や家族に面接官役を依頼し、実際の面接の流れで練習することで、面接特有の緊張感を軽減し、スムーズに回答する練習になります。
身近に面接官役を依頼できる人がいない場合は、転職エージェントなどが提供している模擬面接サービスの利用も有効です。
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エンジニア転職の面接で注意すべきポイント

面接では、回答内容だけでなく、態度や言葉遣いも重要です。基本的なビジネスマナーを守り、誠実に対応することで、企業からの印象が良くなります。ここでは、面接で注意すべきポイントについて解説します。
基本的なビジネスマナーを忘れない
面接では、社会人としての基本が問われます。言葉遣いは丁寧語を基本とし、謙譲語や尊敬語を適切に使い分けましょう。
服装は清潔感のある服装を心がけ、派手な服装やカジュアルすぎる服装は避けるのが賢明です。面接室への入退室時の挨拶、面接中の返事や相槌、姿勢など、基本的なビジネスマナーをしっかりと守り、相手に失礼のないように注意しましょう。
これらの基本的なマナーを遵守すれば、社会人としての基礎力や誠実さを示すことができ、好印象につながります。
「特にありません」はNG
面接の終盤で、面接官から「何か質問はありますか?」と尋ねられるのは、ほぼ定例となっています。この際に「特にありません」と答えるのは、企業への関心や入社意欲が低いと判断される可能性があり、避けるべきです。
事前に企業について調べ、いくつか質問を用意しておきましょう。企業文化、業務内容、キャリアパス、研修制度など、具体的な質問をすることで、企業への関心を示すとともに、自身のキャリアプランを考慮しているのをアピールできます。
難しい質問には正直に答える
面接では、技術的な内容や過去の経験に関する、答えにくい質問や難しい質問をされることもあります。そのような状況でも見栄を張ったり、嘘をついたり、曖昧にごまかしたりする態度は厳禁です。
知らない内容は素直に「勉強不足で申し訳ございませんが、現在は〇〇までしか理解しておりません。今後、〇〇について学習していきたいと考えております。」などと正直に伝えましょう。今後の学習意欲を示せば、誠実さと向上心が企業側に伝わります。
無理に取り繕うと、かえって印象が悪くなる可能性があります。正直に答えることは、企業からの信頼を得る上で非常に重要です。
まとめ

エンジニア転職面接は、技術力だけでなく、人柄や意欲を企業に見極められる場です。未経験からの転職は不安が多いかもしれませんが、万全な準備で自信を持って臨みましょう。
面接で企業が重視するのは、実務経験とスキル(未経験の場合は学習内容やポートフォリオ)、転職理由(前向きな動機)、コミュニケーション能力、志望動機(企業への熱意)、人柄・考え方です。これらを意識した対策が重要となります。
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