プログラミングスクールは「やめとけ」と言われる理由と失敗しない選び方を解説

近年、エンジニアを目指す人が増え、プログラミングスクールも増加している傾向にあります。一方で「プログラミングスクールはやめとけ」という意見もネットやSNSで見られます。
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プログラミングスクールは「やめとけ」と言われる理由と失敗しない選び方を解説

近年、エンジニアを目指す人が増え、プログラミングスクールも増加している傾向にあります。一方で「プログラミングスクールはやめとけ」という意見もネットやSNSで見られます。
この記事では、プログラミングスクールが「やめとけ」と言われる理由を深掘りし、後悔しないスクールの選び方、そしてスクール以外の学習方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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プログラミングスクールが「やめとけ」と言われる理由とは?

プログラミングスクールが「やめとけ」と言われる理由は、主に以下の5つです。
- 高額な受講料で費用対効果が見合わない場合がある
- 学習内容が自分のレベルや目的に合っていない場合がある
- 講師の質やサポート体制が不十分な場合がある
- 就職・転職サポートが不十分な場合がある
- スクール側の誇大広告や強引な勧誘に注意が必要
高額な受講料で費用対効果が見合わない場合がある
プログラミングスクールの受講料は、決して安くはありません。数十万円単位の費用をかけても、必ずしもエンジニアとして就職できるとは限らないため、費用対効果が見合わないと感じる人もいるでしょう。
スクールを選ぶ際は、料金体系が明確で、提供されるサービスの内容が自分の目指すキャリアプランと一致しているかを慎重に検討することが重要です。受講料だけでなく、教材費やサポート期間なども含めてかかる費用の総額を把握しましょう。
また、無料体験レッスンや説明会に参加し、スクールの雰囲気や講師の質を実際に体験することもおすすめです。費用対効果に納得した上で、受講を検討しましょう。
学習内容が自分のレベルや目的に合っていない場合がある
プログラミングスクールではさまざまなコースが提供されていますが、自分のレベルや目的に合わないコースを選んでしまうと、学習効果はあまり期待できません。
たとえば、初心者向けのコースで高度な内容を扱われたり、経験者向けのコースで基礎から始められたりすると、モチベーションの低下にもつながります。
コースを選ぶ際は、自分のスキルレベルと学習目標を明確にし、スクールに相談しながら適切なコースを選ぶことが大切です。スクールのWebサイトや資料だけでなく、実際にスクールに問い合わせて、コース内容やカリキュラムについて詳しく聞いてみましょう。
また、可能であれば、実際に授業を見学したり、卒業生の話を聞いたりすることもおすすめです。
講師の質やサポート体制が不十分な場合がある
講師の質やサポート体制は、スクールによって大きく異なります。経験豊富な講師から質の高い指導を受けられれば、効率的にスキルアップできます。一方で、講師の質が低かったり、サポートがあまり受けられなかったりすると、学習効果が薄れてしまうかもしれません。
受講前に、講師の経歴やサポート体制について確認することが重要です。講師の業界経験や指導経験、資格などを確認しましょう。また、質問への回答時間やサポート体制についても、事前に確認しておくことが大切です。
受講生の口コミや評判も参考にしながら、講師の質やサポート体制が充実しているスクールを選びましょう。
就職・転職サポートが不十分な場合がある
プログラミングスクールの中には、就職や転職のサポートをしているところもありますが、その質にはばらつきがあります。ポートフォリオ作成の指導や面接対策などが不十分な場合、就職活動で苦労するかもしれません。
スクールを選ぶ際は、過去の就職実績やサポート内容をきちんと確認することが大切です。たとえば、卒業生の過去の就職実績や、どのような企業に就職しているかを確認しましょう。
また、ポートフォリオ作成や面接対策など、具体的なサポート内容についても確認が必要です。卒業生の就職活動の体験談で調べたり、スクールのキャリアカウンセラーに相談したりすると良いでしょう。
スクール側の誇大広告や強引な勧誘に注意が必要
一部のプログラミングスクールでは、実績を誇張したり、強引な勧誘を行ったりするケースも見られます。たとえば、「未経験からでも3ヶ月でプロのエンジニアに!」といった広告や、「今すぐ申し込めば受講料が半額!」といった勧誘には注意が必要です。
受講前に、複数のスクールを比較検討し、信頼できるスクールを選びましょう。スクールのWebサイトや資料だけでなく、スクールの運営とは無関係な第三者機関の評価や口コミなども参考にすることがおすすめです。
また、無料体験レッスンや説明会に参加し、スクールの雰囲気や担当者の対応などを確認することも大切です。
プログラミングスクールで失敗する人の特徴

プログラミングスクールに通ったものの、期待した成果が得られずに失敗してしまう人には、いくつかの共通点が見られます。主な特徴は、以下の5つです。
- 学習姿勢が受動的になっている
- 目標設定があいまいなまま受講している
- 自己学習が不足している
- スクールの選び方を間違えている
- コミュニティを有効活用していない
学習姿勢が受動的になっている
プログラミングスクールに通えば、講師がすべて教えてくれると思っている人は要注意です。
プログラミング学習は、自ら考え、手を動かすことが必要不可欠です。言われたことだけをこなす受動的な学習では、スキルは身につきません。
主体的に学び、積極的に質問する姿勢が求められます。たとえば、授業で分からなかったことは、そのままにせず、積極的に講師に質問しましょう。
主体的な学習を通して、プログラミングスキルを確実に身につけましょう。
目標設定があいまいなまま受講している
「とりあえずプログラミングを学んでみたい」というあいまいな目標では、学習のモチベーションを維持できません。目標がないと、スクールに通う意味も見いだせなくなり、挫折につながります。
「〇〇のWebアプリを開発したい」「〇〇系のエンジニアとして就職したい」など、具体的な目標を設定しましょう。目標を明確にすることで、学習のモチベーションを維持しやすくなります。
目標とするエンジニア像を具体的にイメージしたり、作りたいアプリの構成を考えたりすることがおすすめです。目標達成までの具体的な学習計画を立てることも効果的です。
自己学習が不足している
スクールの授業だけで十分だと思っている人も、注意が必要です。プログラミングスキルを習得するには、日々の積み重ねが重要です。授業で学んだことを復習したり、自分でコードを書いたりする時間を確保しましょう。
自己学習を通して、知識が定着し、応用力も身につきます。たとえば、授業で学んだ内容を復習したり、自分でアプリを作ったりすることが効果的です。日々の自己学習を通して、プログラミングスキルを確実に向上させましょう。
スクールの選び方を間違えている
スクール選びは非常に重要です。自分のレベルや目標に合わないスクールを選んでしまうと、学習効果が得られないだけでなく、時間やお金も無駄にしてしまいます。
スクールを選ぶ際は、無料体験レッスンや説明会に参加し、慎重に検討しましょう。スクールのWebサイトや資料だけでなく、実際にスクールに足を運んで、雰囲気や講師の質などを確認することが大切です。
また、卒業生の口コミや評判も参考にしながら、自分に合ったスクールを選びましょう。
コミュニティを有効活用していない
プログラミングスクールには、他の受講生や講師と交流できるコミュニティがある場合も少なくありません。コミュニティを有効活用することで、モチベーションを維持したり、就職活動の情報を得たりできます。
コミュニティに参加せず、ひとりで学習を進めていると、孤独を感じやすく、挫折につながる可能性もあります。積極的にコミュニティに参加し、他の受講生や講師と交流しましょう。
たとえば、勉強会や交流会などに参加したり、SlackやDiscordなどのオンラインコミュニティで情報交換をしたりすることがおすすめです。
プログラミングスクールを利用するメリット
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プログラミングスクールを利用するメリットは、主に以下の4つです。
- 効率的な学習がしやすい
- 仲間と交流できる
- 手厚いサポートが受けられる
- 転職支援を受けられる場合がある
効率的な学習がしやすい
プログラミングスクールでは、体系化されたカリキュラムと経験豊富な講師の指導により、効率的に学習を進められる点がメリットです。そのため、独学で挫折しがちな初心者でも、効率良くプログラミングスキルを習得できるでしょう。
スクールを利用する際は、カリキュラムに沿って学習を進めるだけでなく、積極的に質問したり、課題に取り組んだりすることが大切です。また、スクールの学習サポートを活用したり、他の受講生と協力して学習を進めたりすることも、効率よく学習するポイントです。
仲間と交流できる
同じ目標を持つ仲間と交流することで、モチベーションを維持できる点もメリットの1つです。情報交換や励まし合いを通して、ひとりでは乗り越えられない壁も乗り越えられるでしょう。
勉強会や交流会などに参加したり、オンラインコミュニティで情報交換をしたりすることがおすすめです。また、仲間と協力してアプリを開発したり、就職活動の情報を共有したりすることも効果的です。
手厚いサポートが受けられる
多くのスクールでは、質問対応やキャリア相談など、手厚いサポートを提供しています。手厚いサポートを活用して、安心して学習を進めましょう。
スクールを利用する際は、質問対応の時間や、キャリアカウンセラーとの面談時間などを確認しておき、積極的に利用しましょう。また、キャリアカウンセラーの経歴や実績なども事前に確認しておくと、より安心してサポートを受けられます。
転職支援を受けられる場合がある
プログラミングスクールの中には、ポートフォリオ作成や面接対策など、転職支援も行っているスクールもあります。手厚いサポートのあるスクールを選べば、未経験からでもエンジニアへの転職を成功させやすくなるでしょう。
サポートの内容としては、ポートフォリオ作成のサポートを受けたり、面接対策の模擬面接を受けたりすることがおすすめです。
また、スクールが紹介する企業に応募したり、キャリアカウンセラーに相談したりすることも効果的です。非公開の求人情報を持っていることもあるため、積極的に相談しましょう。
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プログラミングスクールを利用するデメリット

プログラミングスクールはメリットばかりではありません。デメリットもきちんと把握した上で、受講を検討しましょう。主なデメリットは以下の4つです。
- 費用がかかる
- 時間が決まっていることがある
- 受け身になりやすい
- 必ずしも転職できるとは限らない
費用がかかる
プログラミングスクールの受講料は、決して安くはありません。かかる費用と得られるスキルや知識を調べ、費用対効果を慎重に検討し、納得した上で受講を決めましょう。
スクールの卒業生の就職実績や、受講期間中に得られるスキルなどを確認して検討することがポイントです。また、スクールの無料体験レッスンや説明会に参加し、自分に合ったスクールかどうかを慎重に判断しましょう。
時間が決まっていることがある
スクールによっては、授業時間が決まっている場合があります。社会人の方や、日中忙しい方は、時間の調整が難しい場合もあるでしょう。そのため、自分のライフスタイルに合ったスクールを選ぶことが大切です。
時間があまり自由にとれない方は、オンラインで受講できるスクールや、夜間や週末に授業を行っているスクールを選ぶと良いでしょう。また、受講期間や学習時間などを柔軟に調整できるスクールを選ぶと、途中で通えなくなることが少ないのでおすすめです。
受け身になりやすい
講師に教えてもらうという姿勢が強すぎると、受け身な学習になりがちです。プログラミングスキルを習得するには、主体的に学ぶ姿勢が重要です。主体的に学習に取り組み、プログラミングスキルを確実に習得しましょう。
たとえば、授業で分からなかったことは、積極的に質問したり、自分で試してみたりすることが大切です。また、授業時間外にも、自分でコードを書いたり、アプリを作ったりするなど、積極的に学習に取り組む姿勢が重要です。
エンジニアになった後も継続的に学習することになるため、いまのうちに自主的に学習する習慣を作っておくと良いでしょう。
必ずしも転職できるとは限らない
プログラミングスクールに通ったからといって、必ずエンジニアに転職できるとは限りません。転職活動は、個人のスキルや努力も大きく影響します。
スクールのカリキュラムに沿って学習を進めるだけでなく、転職に向けた活動にも取り組むことが大切です。例えば、ポートフォリオの作成や面接の対策などをサポートしてもらいながら進めましょう。
プログラミングスクール以外の学習方法

プログラミングスクール以外にも、プログラミングを学習する方法はあります。それぞれのメリット・デメリットを比較し、自分に合った学習方法を見つけましょう。ここでは、3つほど紹介します。
- 書籍で学ぶ
- 学習アプリやWebサービスで学ぶ
- オンラインの学習講座で学ぶ
書籍で学ぶ
書籍での学習は、自分のペースで学習できるのがメリットです。しかし、質問できる人がいないため、疑問点を解決しにくいというデメリットもあります。
また、体系的にまとめてある本を選ばないと、エンジニアになったあとに実務に必要な知識が抜けていて困ってしまうこともありえます。
書籍で学習する際は、分からないことが出てきたら質問サイトやコミュニティなどを活用しましょう。
学習アプリやWebサービスで学ぶ
学習アプリやWebサービスは、自分の時間に合わせられるため、手軽に始められるのがメリットです。しかし、体系的に学習できないケースもあること、質問できる人がいないことがデメリットです。
学習アプリやWebサービスで学習する際は、体系的に学習できる教材を選びましょう。たとえば、「Progate」や「ドットインストール」などの教材は、初心者でも体系的に学習できるように構成されています。また、質問できる機能を提供している教材を選ぶと挫折しにくくなるためおすすめです。
オンラインの学習講座で学ぶ
オンラインの学習講座は、スクールよりも費用を抑えつつ、質の高い授業を受けられるのがメリットです。しかし、自己管理能力が求められるというデメリットもあります。
オンラインの学習講座で学習する際は、学習計画を立てて、計画的に学習を進めましょう。たとえば、毎日学習時間を確保したり、週ごとの目標を設定したりすると効果的です。また、オンラインコミュニティに参加して、他の受講生と交流したり、質問したりすることも有効です。
まとめ

プログラミングスクールは、効率的にプログラミングスキルを習得し、エンジニアへの転職を成功させるための有効な手段の1つです。しかし、スクール選びを間違えたり、受け身な学習をしたりすると、期待した成果が得られない可能性もあります。
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