IT資格 公開 2026.11.06

AZ-104の勉強方法と難易度|出題範囲と更新の注意点【2026年】

執筆・監修: 徐 聖博/株式会社シンシア 代表取締役社長

AZ-104の勉強方法と難易度|出題範囲と更新の注意点【2026年】

AZ-104(Azure Administrator)の勉強方法を、2026年11月に公式で確かめた試験時間・合格点・出題範囲・更新の決まりとあわせて解説。試験中にMicrosoft Learnを見られる仕組みの使い方と、無料講座の例題も。

AZ-104(Microsoft Azure Administrator)を受けようと調べると、「20〜30時間で受かる」「120時間は要る」と、体験記によって勉強時間がまるで違います。出題範囲が「2026年4月に変わった」という記事もあれば、何も書いていない記事もあります。どれが今の試験の話なのか、分かりにくいのが実情です。

先に結論を書きます。AZ-104 の勉強は、Microsoft Learn の公式の学習ガイドに載っている項目を、要件から選んで理由まで言えるようにし、無料で試せる環境で実際に作って消すことが軸です。2026年11月6日に確かめた公式の学習ガイドでは、出題範囲は「2023年10月26日時点」のものがいまも最新でした。そして、この試験には、試験中に Microsoft Learn を見られるという、ほかの資格にない仕組みがあります。ただし時間は延びません。この仕組みを前提に、何を覚えて何を調べるかを決めるのが、AZ-104 らしい勉強の仕方です。

この記事で分かること:

  • 2026年11月6日に公式で確かめた、試験時間・合格点・言語・更新・再受験の決まり
  • 出題範囲の5分野と比率、「2026年4月の改定」をどう扱うか
  • 試験中の Microsoft Learn と休憩の決まりを踏まえた解き方
  • 無料で受けられる naminori の対策講座(全16回)の中身と、例題3問
  • 転職で AZ-104 がどう効くか(naminori の求人84件で数えた事実)

AZ-104(Azure Administrator)とは

AZ-104 は、Microsoft の認定資格「Microsoft Certified: Azure Administrator Associate」を取るための試験です。レベルは中級(Intermediate)です。

公式の説明では、この資格の対象は、仮想ネットワーク・ストレージ・コンピューティング・ID・セキュリティ・ガバナンスを含む、組織の Azure 環境を実装・管理・監視する人です。Azure の管理者は、クラウドの基盤を作る大きなチームの一員として、ネットワークやセキュリティ、開発、DevOps の担当と連携して働く、とされています。

公式が「慣れているべき」としている前提は次のとおりです。

  • 知っておくこと: オペレーティング システム、ネットワーク、サーバー、仮想化
  • 使った経験があること: PowerShell、Azure CLI、Azure ポータル、ARM テンプレートまたは Bicep ファイル、Microsoft Entra ID

ネットの記事には「6か月以上の実務経験が推奨」と書かれたものがありますが、2026年11月6日に見た公式の認定ページには、月数での条件は書かれていませんでした。条件として求められる前提資格もありません。

試験の形式と出題範囲(2026年11月時点・公式で確認)

以下は、2026年11月6日に Microsoft Learn の 認定のページ、学習ガイド、試験の時間と形式、再受験の決まり、更新の案内で確かめた内容です。

項目 内容
試験時間 100分
問題数 AZ-104 としての数は公式に示されていない(Microsoft の試験は「多くは40〜60問。試験によって変わる」と説明)
合格点 700以上
問題の形式 事前には明かさない。操作を伴う問題(interactive components)が出ることがある。画面は試験サンドボックスで試せる
受け方 監督付き。Pearson VUE で申し込む
言語 英語、簡体中国語、韓国語、日本語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語(ブラジル)、繁体中国語、イタリア語
受験料 受験する国・地域で決まる(金額は申し込みの画面で確かめる)
有効期限と更新 12か月ごとに更新。Microsoft Learn の無料のオンライン評価に合格すると、期限から1年延びる
再受験 1回目の不合格のあとは24時間あける。その後は14日ずつ。最初の受験から12か月で5回まで。再受験も有料
合格率 公表されていない

いくつか補足します。

受験料の金額は、公式ページに数字で出ていません。 認定のページには「試験が監督される国または地域に基づく価格」とだけあります。円での金額と税の扱いは、Pearson VUE の申し込みの画面で確かめてください。

更新は無料で、監督なし・資料を見てよい形です。 期限の前の6か月の間に受けられ、期限までに合格すれば、何度でも受け直せます。更新の評価は、2回目までは続けて受けられ、それ以降は24時間ずつあけます。

学習ガイドの言語の注意。 Microsoft は英語版の試験を先に更新し、ほかの言語はおよそ8週間あとに更新します。受けたい言語が無いときは、30分の延長を申し込めます。

5つの分野と比率

分野 比率 主な中身
Azure ID とガバナンスの管理 20〜25% Microsoft Entra のユーザーとグループ、外部ユーザー、SSPR、Azure RBAC とスコープ、Azure Policy、ロック、タグ、サブスクリプションと管理グループ、予算とアラート
ストレージの実装と管理 15〜20% ストレージのファイアウォール、SAS と保存されたアクセスポリシー、アクセスキー、冗長性、オブジェクトのレプリケーション、Azure Files、Blob のアクセス層・ライフサイクル・バージョン管理
Azure コンピューティング リソースのデプロイと管理 20〜25% ARM テンプレートと Bicep、仮想マシン(サイズ・ディスク・暗号化・移動・可用性)、スケールセット、ACR・ACI・Container Apps、App Service
仮想ネットワークの実装と管理 15〜20% VNet とサブネット、ピアリング、パブリック IP、ユーザー定義ルート、NSG、Bastion、サービスエンドポイントとプライベートエンドポイント、DNS、ロードバランサー
Azure リソースの監視と管理 10〜15% Azure Monitor のメトリック・ログ・アラート、Network Watcher、Recovery Services コンテナーと Backup ボールト、Site Recovery

ID とガバナンス、コンピューティングの2つが、それぞれ最大25%で大きな分野です。監視とバックアップは最大15%と小さめですが、「誰が変えたかを調べる」「本番を止めずに切り替えを試す」のように、運用の現場でそのまま使う知識が問われます。

「2026年4月の改定」はどう扱えばよいか

一部のサイトには「AZ-104 の出題範囲が2026年4月に改定された」と書かれています。2026年11月6日に公式で確かめた事実は、次のとおりです。

  • 認定のページの「最終更新日時」は 2026年4月17日 と表示されている
  • 認定のページの「経験があるべきもの」には「ARM テンプレートまたは Bicep ファイル」とある(学習ガイドの対象者の説明は「ARM テンプレート」のまま)
  • 一方、学習ガイドの出題範囲は「Skills measured as of October 26, 2023」が最新で、変更履歴にもそれより新しい版は載っていない(学習ガイドのページ自体は2026年11月5日に更新されている)

つまり、ページの手直しはあったものの、出題範囲の表として新しい版は公式に出ていません。この記事も、naminori の講座も、2023年10月26日時点の範囲に合わせています。

Microsoft の試験は、学習ガイドに新しい版が出ると、「この日以降に受けるなら、こちらの範囲」という形で2つの版が並びます。受験を申し込む前に、学習ガイドの「Skills measured as of」の日付を必ず確かめてください。

範囲にあるが、廃止が決まっている機能

出題範囲の「仮想マシンの作成と構成」には、いまも「Azure Disk Encryption の構成」が入っています。ただ、Microsoft のディスク暗号化の概要では、Azure Disk Encryption は 2028年9月15日に廃止予定で、新しい VM にはホストでの暗号化(encryption at host)を使うよう勧めています。

試験の勉強としては、両方を押さえておくのが安全です。Azure Disk Encryption が何をするものかと、いまの勧めがホストでの暗号化であること。naminori の講座でも、パート2の第2回でこの2つを並べて扱っています。

練習問題の新しい場所

公式の練習問題(Practice Assessment)は、新しい版が AI Skills Navigator に用意されています。Microsoft Learn にある従来の練習問題は「もう更新されていない」と公式に書かれているので、本番に近い練習をしたいときは新しいほうを使ってください。

試験中の Microsoft Learn と休憩の決まり

AZ-104 のようなロールベースの試験では、試験中に Microsoft Learn のページを開けます。 画面の左のボタンで、問題の右側に Microsoft Learn が開きます。公式の説明で押さえておくことは次のとおりです。

  • 時間は足されない。調べている間も試験の時計は進む
  • 見られるのは learn.microsoft.com の中だけ。Q&A、練習問題、自分のプロフィールは開けない
  • ページの中は Ctrl+F(Mac は command+F)で検索できる
  • 公式も「すべての問題で使うものではない。そうすると時間内に終わらない。そのように作ってある」と書いている

つまり、Microsoft Learn は「辞書」です。仕組みを知らない問題を調べ切る道具ではなく、ロックの種類の名前やサブネットの最小の大きさのような、細かい値を確かめるために使うものです。何を覚え、何を調べるかを、勉強の段階で分けておくと、本番の100分が足ります。

休憩にも決まりがあります。 試験の時間には休憩用の5分が組み込まれていますが、休憩の間も時計は止まりません。休憩を取ると、休憩の前に見た問題には戻れません。 見直しの印を付けた問題も同じです。ラボや「問題と解決策」の組の問題の途中では休憩できません。ケーススタディの途中では休憩できますが、戻れなくなります。休憩は、見直しを終えた区切りで取るのが安全です。

難易度と、向いている人・向いていない人

AZ-104 の合格率は公表されていません。合格点は700以上ですが、何問正解すれば700に届くかは公式に示されていないので、「何問正解なら受かる」とも言えません。ここでは、試験の形と範囲から言えることを書きます。

  • 範囲が広い: ID、ストレージ、計算資源、ネットワーク、監視とバックアップと、Azure の基盤のほぼ全部を扱います
  • 選び分けの問題が多い: 冗長性(LRS・ZRS・GRS・GZRS)、SAS の種類、アクセス層、エンドポイントの種類など、「要件の一言で答えが変わる」問題が中心です
  • 画面の操作を伴う問題が出ることがある: ポータルのどこに何があるかを知っているだけで、問題文が読みやすくなります

向いている人

  • 社内の情報システム部門で、Microsoft 365 やアカウント、Windows サーバーを管理していて、クラウド基盤の仕事に移りたい人
  • Azure を使っている会社で、権限やネットワークを「なんとなく」設定していて、理由を説明できるようになりたい人
  • AWS や Google Cloud の資格を持っていて、もう1つのクラウドの基礎をそろえたい人

向いていない人(先にやることがある人)

  • IP アドレスとサブネット、DNS、ポートといったネットワークの基礎がまだ不安な人。AZ-104 のネットワークの分野は、この基礎があることを前提に問います
  • コマンドラインに触れたことがない人。PowerShell や Azure CLI の経験が公式の前提に入っています。Linux の基本から入るなら Linuxの勉強方法 も役に立ちます

関連する資格との違い

資格 何を問うか 試験の形(2026年11月6日に公式で確認)
AZ-104 Azure の ID・ストレージ・計算資源・ネットワーク・監視 100分・700以上で合格・12か月ごとの無料の更新
Google Cloud Associate Cloud Engineer Google Cloud の構築と運用、権限 2時間・50〜60問・合格点非公開・有効期間3年
HashiCorp Terraform Associate(004) Terraform でインフラをコードで扱う力 1時間・多肢選択・英語のみ・有効期限2年

どのクラウドの資格から取るかは、応募したい会社が使っているクラウドで決めるのが近道です。Google Cloud と Terraform は Associate Cloud Engineerの勉強方法と難易度【2026年】 と Terraform Associateの勉強方法|004の範囲と難易度 に、AWS は AWS資格の順番 にまとめています。

勉強の進め方(順番)

naminori の講座の第1回で勧めている進め方は、次の3つです。

  1. 手を動かす。 無料で試せる Azure の環境を用意して、ポータルでユーザーやストレージアカウントを実際に作ります。使い終わったら、リソースグループごと消します。無料の条件は変わるので、使う前に Microsoft の案内で確かめてください
  2. 理由と一緒に覚える。 「ZRS は3つ以上のゾーンに複製する」で止めず、「だから1つのゾーンが止まっても読み書きできる」まで覚えます。要件から選ぶ問題で迷わなくなります
  3. 間違えた問題を1行で記録する。 「共同作成者は権限を人に与えられない、を忘れた」のように、なぜ間違えたかを書きます

これに、試験の仕組みに合わせた2つを足すと、順番は次のようになります。

段階 やること
1 学習ガイドの「Skills measured as of」の日付と5分野を確かめ、いまの仕事でいちばん触っていない分野に印を付ける
2 講座のパート1(ID・ガバナンス・ストレージ)を通し、各回のサービスを無料の環境で作って消す
3 講座のパート2(計算資源・ネットワーク・監視とバックアップ)を同じように通す
4 「覚えること」と「本番で Microsoft Learn を引いて確かめること」をノートで分ける
5 試験サンドボックスで画面に慣れ、AI Skills Navigator の練習問題を時間を計って解く

naminori の講座でできること(8回×2本の中身)

naminori には、AZ-104 の対策講座が2本あります。どちらも無料で、講座ページはログインせずに見られます。各回はスライド・読み上げ音声・解説PDF・小テストでできていて、最後に修了テスト(10問)があります。修了テストを受けるには会員登録(ログイン)が要ります。

パート1: ID・ガバナンス・ストレージ

回 テーマ 扱う論点
1 試験の全体像と学び方 5分野と比率、100分・700以上、試験中の Microsoft Learn、更新と再受験
2 Microsoft Entra ID のユーザーとグループ メンバーとゲスト、割り当てと動的メンバーシップ、SSPR
3 Azure RBAC ロールとスコープ、割り当ては足し算、所有者・共同作成者・閲覧者・ユーザー アクセス管理者
4 管理グループ・サブスクリプション・リソースグループ 階層の設計、リソースグループと場所、予算は止めない
5 Azure Policy・タグ・ロック Deny と Modify、タグは引き継がれない、削除ロックと読み取り専用ロック
6 ストレージアカウントと冗長性 LRS・ZRS・GRS・GZRS と読み取りアクセス付き
7 ストレージへのアクセス アクセスキー、SAS の3種類、保存されたアクセスポリシー、ファイアウォール
8 Blob と Azure Files アクセス層、ライフサイクル、論理的な削除、バージョン管理

パート2: コンピューティング・ネットワーク・監視、そして本番

回 テーマ 扱う論点
1 ARM テンプレートと Bicep テンプレートの4つの部分、増分モードと完全モード、書き出しと変換
2 仮想マシン サイズとディスク、暗号化の選び方、VM の移動、可用性セットと可用性ゾーン
3 スケールセットとコンテナ 自動スケールの規則、ACR・ACI・Container Apps
4 App Service プラン、スケールアップとスケールアウト、デプロイスロット、VNet 統合
5 仮想ネットワーク アドレスとサブネット、ピアリングは推移しない、ルート、DNS
6 安全な入口と負荷分散 NSG の優先度、Bastion、サービスエンドポイントとプライベートエンドポイント、ロードバランサー
7 監視 メトリックとログ、アクティビティログ、アラート処理ルール、Network Watcher
8 バックアップと復旧、そして本番 Recovery Services コンテナーと Backup ボールト、Site Recovery、100分の解き方

講座に出てくる架空の主人公

講座では、架空の主人公リョウタ(32歳)を追います。製造業の会社の情報システム部門で、社内のサーバーとアカウントと Microsoft 365 を管理しています。AI を業務に使う会社で、クラウド基盤のエンジニアとして働きたいと考えています。前の職場の先輩で、クラウドの運用をしているミナミに相談しながら、AZ-104 の範囲を一通り勉強していきます。

リョウタとミナミは講座のための架空の人物で、naminori の利用者の実例ではありません。

講座の例題を解いてみる

講座の例題から3問を選びました。どれも講座のために作った問題で、公式の練習問題や過去の試験の問題ではありません。正解だけでなく、ほかの選択肢がなぜ違うかまで見てください。

例題1: 2つのロールの割り当てが重なったとき(パート1 第3回)

ある人が、サブスクリプションで共同作成者、その中のリソースグループ RG1 で閲覧者を割り当てられています。RG1 の中の仮想マシンについて、正しいものはどれでしょう。

  • ア: RG1 では閲覧者が優先されるので、見ることしかできない
  • イ: 割り当ては足し算なので、共同作成者として操作できる
  • ウ: 2つの割り当てが矛盾するので、何もできない
  • エ: 閲覧者の割り当てが、上の共同作成者の割り当てを消す

正解はイです。 Azure RBAC の割り当ては足し算で、サブスクリプションの共同作成者は、その下の RG1 にも効きます。そこに閲覧者が足されても、共同作成者の権限は残ります。公式の説明でも、この場合の閲覧者の割り当ては影響がないとされています。

アとエは、「下の割り当てで上を打ち消せる」と考えた間違いです。ウのように矛盾して何もできなくなることもありません。権限を止めたいときに使うのは、別の仕組み(拒否割り当て)です。

例題2: サブネットで使えるアドレスの数(パート2 第5回)

サブネット 10.0.1.0/27 で、VM などに使えるアドレスの数はいくつでしょう。

  • ア: 32個
  • イ: 30個
  • ウ: 29個
  • エ: 27個

正解はエの27個です。 /27 は後ろの5ビットが自由なので、2の5乗で32個です。Azure は、各サブネットの先頭の4つと最後の1つ、合わせて5つのアドレスを予約します。32 − 5 = 27 です。

アは予約を引いていません。イは、一般的なネットワークの考え方で2つだけ引いた数です。ウはどの計算にも当たりません。

同じ考え方で、/24 は 256 − 5 = 251個、/26 は 64 − 5 = 59個です。Azure で作れるいちばん小さいサブネットは /29 で、使えるのは 8 − 5 = 3個だけです。なお、Google Cloud では予約が4つなので、同じ /24 でも252個になります。クラウドごとに数が違うことは覚えておく価値があります。

例題3: ライフサイクルの規則とクール層の30日(パート1 第8回)

リョウタは、Blob に次の規則を書きました。「最後に変更してから30日でクール層へ、180日でアーカイブ層へ移す」。この規則で動いた Blob は、クール層の前提の30日を守れているでしょうか。

答えは「守れている」です。 クール層に入るのは30日目、アーカイブ層に移るのは180日目です。クール層にいるのは 180 − 30 = 150日で、前提の30日を十分に超えています。早く移したぶんの料金はかかりません。

もし「30日でクール、40日でアーカイブ」にすると、クール層にいるのは10日だけになり、前提の30日に届きません。早く移した分の料金がかかります。アクセス層には、クール30日・コールド90日・アーカイブ180日の前提の日数があります。規則を書くときは、層ごとの日数を超えているかを確かめます。

こうした日数は、本番で Microsoft Learn を引けば確かめられます。ただ、「前提の日数がある」こと自体を知らなければ、調べようと思いません。何を覚え、何を調べるかの線は、ここで引きます。

転職で資格はどう効くか(naminori の求人データ)

ここからは、naminori の求人で数えた事実です。2026年11月6日に、naminori の本番のデータベースで、過去に掲載したものを含む求人84件(掲載終了78件、掲載中6件)の本文(タイトル・募集内容・必須スキル・応募資格・ポジション・募集背景)を調べました。

語 84件のうち触れていた件数 掲載中の6件のうち
Azure 8件 0件
AWS 19件 2件
GCP(Google Cloud) 12件 2件
Linux 21件 0件
セキュリティ 29件 3件

分かることは3つです。

1つめ。AZ-104 を応募の条件にした求人はありませんでした。 特定の資格を応募の条件にした求人自体が1件もありません。資格名が出てくるのは、AWS SAA が1件、基本情報技術者が2件、応用情報技術者が1件だけで、AZ-104 の名前は0件でした。

2つめ。naminori では、Azure に触れた求人は AWS や GCP より少なく、掲載中の求人では0件です。 正直に書くと、naminori の求人だけを見て「Azure の資格を取れば応募先が増える」とは言えません。

3つめ。84件中40件が「資格取得支援」に触れていました。 福利厚生などを含めて数えた数字で、費用の負担や取得後の手当など、中身は会社ごとに違います。

ここからは解釈です。それでも AZ-104 を学ぶ意味はあります。ID と権限、ネットワーク、ストレージの冗長性、監視とバックアップという考え方は、どのクラウドでも共通だからです。名前は違っても、「割り当ては足し算」「サブネットには予約されたアドレスがある」「障害に耐える範囲で冗長性を選ぶ」は、AWS や Google Cloud でも同じ形で出てきます。いまの職場が Microsoft 365 や Azure を使っているなら、AZ-104 は手元の仕事で練習しながら基礎を固められる、近い入口です。

面接で効くのは、資格そのものより「なぜその設定にしたか」を自分の言葉で話せることです。クラウドの仕事の中身は インフラエンジニアとは、社内の情報システム部門からの道は 社内SEになるには にもまとめています。

よくある質問

AZ-104 は何問で、合格点は何点ですか?

合格点は700以上です。問題数は AZ-104 としての数が公式に示されていません。Microsoft は、多くの試験が40〜60問で、試験によって変わると説明しています。試験時間は100分です。

受験料はいくらですか?

公式ページには、受験する国または地域で価格が決まる、とだけ書かれていて、金額の数字は出ていません。円での金額と税の扱いは、Pearson VUE で申し込むときの画面で確かめてください。

日本語で受けられますか?

受けられます。2026年11月6日の時点で、英語・日本語・中国語(簡体・繁体)・韓国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・ポルトガル語(ブラジル)・イタリア語で提供されています。ただし、試験の更新は英語版が先で、ほかの言語はおよそ8週間あとになります。

試験中に調べものはできますか?

できます。AZ-104 のようなロールベースの試験では、試験中に Microsoft Learn のページを開けます。ただし時間は延びず、Q&A や練習問題は開けません。公式も、すべての問題を調べると時間内に終わらないと書いています。細かい値を確かめる辞書として使ってください。

有効期限が1年なのは本当ですか?

本当です。アソシエイトの認定は12か月ごとに期限が来ます。期限の前の6か月の間に、Microsoft Learn の無料のオンライン評価に合格すると、期限から1年延びます。監督はなく、資料を見ながら受けられます。

出題範囲は2026年に変わりましたか?

2026年11月6日に確かめた公式の学習ガイドでは、出題範囲は「2023年10月26日時点」のものが最新で、新しい版は出ていませんでした。認定のページは2026年4月17日に更新されていますが、出題範囲の表は変わっていません。申し込む前に、学習ガイドの日付を確かめてください。

まとめ・次の行動

  • AZ-104 は、100分・700以上で合格・12か月ごとに無料で更新する試験です(2026年11月6日に公式で確認)
  • 出題範囲は2023年10月26日時点の5分野が最新。「2026年4月の改定」は、公式の学習ガイドでは確かめられませんでした
  • 試験中に Microsoft Learn を見られますが、時間は延びません。覚えることと調べることを分けて勉強します
  • 休憩を取ると、休憩の前に見た問題には戻れません
  • naminori の求人では、AZ-104 を条件にした求人は0件、Azure に触れた求人は84件中8件でした。権限・ネットワーク・冗長性の考え方は、どのクラウドにも通じます

まずは Microsoft Azure Administrator(AZ-104)対策 パート1 の第1回を開いて、5つの分野のうち自分がいちばん触っていない分野を確かめてください。講座ページは無料で、ログインせずに見られます。修了テストまで進むときは、会員登録 をしてから受けてください。

クラウド基盤の仕事の求人は、求人一覧 から探せます。どのクラウドを使う会社が多いかを見ておくと、次に取る資格も決めやすくなります。

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