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推定の考え方 ― 点推定の不偏性と一致性を、標本の数字で確かめる

目安学習時間 20分

課題

全問正解でレクチャー完了です。

【問題1】

推定量の「不偏性」の説明として正しいものはどれですか。

[選択肢]

【問題2】

データ 2, 4, 6, 8 の不偏分散(偏差の2乗の和をn−1で割った値)はいくつですか。

[選択肢]
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学ぶ目的

パート2で学ぶこと

パート2では、標本から母集団について結論を出す方法、つまり推測統計を扱います。母集団の値を見積もる推定、仮説をデータで確かめる検定、そして回帰分析と分散分析の出力の読み方です。どれも、パート1で学んだ標本分布が土台です。

推定量と推定値

母平均・母分散・母比率のような、母集団の特徴を表す値を母数と呼びます。母数を見積もるための計算の決まりが推定量、実際のデータで計算した値が推定値です。1つの値で見積もるのが点推定です。

不偏性

推定量の期待値が母数に等しいとき、その推定量は不偏であると言います。標本平均は母平均の不偏推定量です。分散は、偏差の2乗の和をn−1で割ると母分散の不偏推定量になります(不偏分散)。nで割ると、平均すると母分散より小さくなります。

一致性

標本を大きくしていくと、推定量が母数に近づいていく性質を一致性と呼びます。不偏性は「平均すると当たる」こと、一致性は「標本を増やすと近づく」ことで、別の性質です。

点推定の限界

点推定だけでは、どれくらい外れうるかがわかりません。推定量のばらつきの目安が標準誤差で、それを使って幅で示すのが、次の回の区間推定です。

このレクチャーで学ぶこと

  • パート2の全体像
  • 母数・推定量・推定値・点推定
  • 不偏性と不偏分散がn−1で割る理由
  • 一致性と標準誤差

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